翻訳コーディネーターのぶっちゃげたハナシ

翻訳コーディネーターの視点から、翻訳業界の関係者に届けるリアルボイス。

英⇔和翻訳の仕事を見つけるなら、やっぱり「アメリア」なのかな

こんにゃくです。

今日はフリーランス翻訳者さん向けの記事です。

 

翻訳仕事を得ている方の大半は、翻訳会社と契約して、仕事を紹介してもらっていることと思います。

 

一番初めに契約した会社はどこでしょう?

また、その会社との契約に満足はできましたか? 

「山ほどある翻訳会社のうちどの会社と契約したらいいかわからない」「どうやって応募したらいいかわからない」というのが、駆け出しフリーランス翻訳者さんからよく聞くお悩み。

 

そんなときは、求人マッチングサイトの出番です。

業界では有名ですが、やっぱり翻訳求人に特化した「アメリア」が一番安定していると思います。さっそく登録してみましょう。

 

多くの翻訳会社が登録している、求人数自体が多い、翻訳者向けサービスも豊富、いろいろと推される理由はあるのでしょうが...翻訳会社の中の人間視点から見た圧倒的なメリットをひとつご紹介します。

 

 それは、「応募スルーされる可能性が極めて少ないこと」です。

 

いや、せっかく応募連絡したのに、それをスルーするなんて、そんな非常識なことありますか!?

というツッコミ、あると思います。

 

実際あるんです。(本当に申し訳ないです。)

 

言い訳がましいですが、翻訳会社の状況として以下の理由があります。

① 応募者が多すぎて見落としてしまう

日英翻訳の場合、海外からも応募がありますからね。定期的に捌いていないとメールボックスがえらいことに。。

 

②採用担当者が、コーディネータ業務と兼任で忙しい

小さい会社だと、専任で採用担当者(いわゆるベンダーマネージャ)がいないことも多いようです。その人が本業で多忙な場合、残念ながら返信は滞ります。 

 

③ちゃんとした文面の応募でないとメール返信しない

履歴書を添付して、文面が「よろしくお願いします。」だけの人、結構いますよ。契約後のコミュニケーションが既に不安。相手にしないという選択肢を取られても文句言えませんよね。

  

では、なぜアメリア経由の応募ではスルーされることが少なくなるのか。

あまり知られていませんが、一人一人の応募者に対しての登録ステータスをアメリアに期限内申請しないと、翻訳会社側に罰則が課せられます。(最悪の場合、掲載記事削除だとか・・・)

よって、アメリア経由で応募のあった方には、確実に「対処せざるを得ない」という状況となるのです。こんな後ろ向きな理由で申し訳ありませんが(泣)

 

また、アメリアに登録している=翻訳業に自己投資をしている=プロ意識を感じられるという、図式が用担当者のアタマにあるので、極めて好印象です。

トライアル結果についてはさすがにバラツキありますが、やはりコミュニケーション面ではしっかりされている方が多いですね。

 

翻訳者にとっても、翻訳会社にとっても、マッチングの場の王道。登録して損はないでしょう。年会費はかかりますが、それに見合うだけのリターンは取り返せるはずです。

駆け出しの方も、新しい会社との契約を検討したい方も、利用してみることをお勧めします。