いま、需要のあるフリーランス翻訳者の仕事とは?
こんにゃくです。
この数週間、何人かの翻訳者さんが訪問してくださりました。
直接の意見交換は、コーディネータにとってもありがたいもの。フリーランス翻訳者の皆さんは、契約している会社がお近くにあれば、是非とも足を運んでみてくださいね。
さて、必ず話題になるのが、「もっとお仕事ありませんか?」というもの。
今回も漏れなく、そんな話に流れ着きました。
もちろん、翻訳者さんの能力や状況によって、案内の内容は異なるのですが、“仕事があるという観点”のみで言わせていただければ、仕事を増やす方法はあります。
ぶっちゃげると・・・
チェッカー(レビュアー)を外注(フリーランス)で受けてくれる人材です。
これ、業界全体で物凄く人手不足です。
英→日はもちろんのこと、日→英で日本人のチェッカーが必要になること(英語ネイティヴ翻訳者が翻訳したものをチェック)も多いようです。
「積極的にチェック作業も受けられます」というアピールがあれば、どのコーディネータも、「おおっ!」と感じるはずです。必ずあなたのことを覚えます。
基本的に、チェッカーは社内常駐スタッフとして作業しています。
彼らのキャパシティがオーバーしてしまえば、もうその会社は翻訳を受注できないといっても過言ではありません。
言ってしまえば、翻訳会社のキャパシティは登録している翻訳者の数よりも稼働できるチェッカーの数のほうに依拠します。
翻訳会社が繁忙期を迎えたとき、まず頼りたくなるのは、翻訳者ではなく、チェッカーのほうなのです。
この仕事を積極的に受けることができたなら、仕事自体は間違いなくあると断言できます。
また、機械翻訳の精度向上がかなり進んできています。
ポストエディターの需要増も顕著です。チェッカーとしての経験があれば、この新しい仕事の流れにうまく乗れるはずです。
ただ...ここまで需要のある仕事なのに、どうしても作業者数が不足しているのか?次回の記事でもう少し詳しく考察していきたいと思います。